リトミックとは?

美しい花を見て「きれいだなー、いい香りだなー」という感覚は、最初から備わっている訳ではありません。「きれいだねー、いいにおいだねー」とママが表現する姿を見て真似をしているうちに、ほんとうに美しいと思うようになるのです。幼児は大人と違ってこれらの感覚を一生持ち続けることになるのです。

『幼児は身体全体、頭のテッペンから足の先まで頭脳です。』リトミックでは見るもの聞くもの触れるもの、考えていることを身体全体を使って表現していきます。

リトミックとは?

リトミックはスイスの音楽教育家で作曲家でもあった
エミール・ジャック=ダルクローズ博士(Emile Jaques-Dalcroze 1865-1950)によって創案された音楽教育メソードです。

音楽を聴き取る力やリズム感など音楽的能力や表現力を養うだけでなく、子どもの集中力・想像力・思考力、そして美しいものに素直に感動できる心を育み、子どもたちの秘めた可能性を引き出します。

解っていることを解っているように表現することは大人にとっても大変困難です。リトミックを通し幼児は 「見る」 「聞く」 「触れる」 ものすべてを身体全体で表現し、イメージ能力を大きく成長させ、心に浮かんだことを表現する力を育んでいきます。また決めた動きをするお遊戯とは違い、音のニュアンスを感じ取り、子どもたち自身が考えて行動表現することを最も大切にしています。

音楽に対して即時に反応することで、即時反応を重視するので集中力や反応性を養うことが可能で、感じ取ったことを即座に表現することで、心と身体のバランスをとることを目指しています。